【特集】家族の「頑張ってるママはかっこいい」に応えたい

【特集】家族の「頑張ってるママはかっこいい」に応えたい

2019年春入隊した「自衛官候補生」にインタビュー!

若色 愛加奈(わかいろ あいかな)
30歳 海上自衛官候補生 横須賀教育隊第131分隊 神奈川県厚木市(2019年5月22日当時)

どうして自衛官になろうと思ったのですか?

これまでずっと国を守りたいという意識を持ち続けてきました。そのため公務員を目指して法律系専門学校で学ました。19歳で結婚し、2人の息子の出産と子育ての期間を含め、ファストフード店や生活協同組合、不動産仲介業の営業など計11年勤務しました。専門学校生の頃からずっと自衛官になりたいと思っていましたが、子育てに追われるうちに以前の採用年齢だった26歳を過ぎ、自衛官になることを諦めました。でも昨年10月に採用年齢が32歳まで引き上げられ、今の年齢でも入隊できると知って、自候生試験の受験をすぐに決意しました。

どんな自衛官を目指していますか?

自衛官になるためにお世話になった東京地方協力本部町田募集案内所の広報官が海上自衛官で、航空整備の経験者でした。航空整備の業務をはじめ、様々な海自の職種について説明を聞くうちに「海自にはこんなに懸命に仕事ができる環境があるのか」と好奇心が大きくなり、3自衛隊のうちで海自に進路を決めました。自候生として艦艇や潜水艦、航空機などを見学した上で、潜水艦の魚雷員の職種に興味を持っています。現時点で潜水艦に女性乗員はいませんが、男性乗員と1つのチームとなり、万全を期して仕事していきたいです。

これまで頑張ってきたことは?

私の座右の銘は「成せば成る、成せねば成らぬ何事も」です。中学生の頃に精神的につらく落ち込む経験があり、一時的に学校に行けなくなった時、父がアドバイスをくれました。どんなこともまずやってみて、いつかは結果が出ると信じて行動することが大切だと思うようになって、ようやく自分を取り戻すことができました。このたび転職して自衛官になる夢への後押しをしてくれたのは、夫をはじめ、11歳と3歳の息子のおかげです。家族みんなの「自衛官の制服を着て頑張っているママの姿はかっこいい」との声援に応えたいです。

どこの地方協力本部で、どんなサポートを受けましたか?

自衛官採用年齢が引き上げられたニュースを知って、すぐに転職サイトを通じて東京地方協力本部に問い合わせをしました。自候生になる直近の職場が東京都町田市にあったので、東京地本町田募集案内所を紹介されました。当時の不動産仲介業の仕事は早朝から夜遅くまでの仕事で、休みは水曜日だけ。自候生試験の受験に向けて提出すべき書類について、担当広報官が開庁時間外でも対応してくれました。前職の業務に影響が出ないように考慮もしてもらいました。大変ありがたく、とても助かりました。

休日の過ごし方は?

同じ部屋の同期と外出します。家族に会うほか、横須賀教育隊から比較的近い横須賀中央駅周辺の繁華街で、三崎漁港で水揚げされたマグロや海鮮丼などのおいしいものを食べたり、ケーキの食べ放題を楽しんだりしています。私のほかに30歳代の同期が3人いて、この4人での食事会を計画したりもしています。隊内で過ごす時には、例えばアイロン掛けの効率的な掛け方を同期同士で教え合います。18歳から20歳くらいの若い同期の悩みや相談を時には母親的に、時には姉のように背中をさすりながら親身になって聞くこともあります。

これから自衛官を目指そうとしている後輩に一言!

自衛官の採用年齢が引き上げられたことで、今後は多くの社会人経験者が自衛隊に入隊するでしょう。一方で、自衛官になることに少なからず不安や恐れもあると思います。でも、入隊すれば苦楽を共にする同期という仲間がいて、厳しい訓練の最中にも励ましながら指導してくれる教官がいます。私は子供の頃から運動が好きでしたが、社会人として過ごす間に運動不足となり、入隊直後の3㌔走の運動能力測定ではビリでした。それでも教官と同期の励ましで完走できました。自衛隊には、かけがえのない仲間との出会いが待っています


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自衛官募集ホームページ|防衛省・自衛隊
https://www.mod.go.jp/gsdf//jieikanbosyu/

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